誰もが理解したいコンタクト

たとえば、消すという時に、僕はその人にサインをつくらせる。 「私はそういう観念が浮かんできたら、こうやれば消えるんだ」と、サインづけをさせる。
たとえば、自分の腕や足をボンと叩くとか。 自分流の、自分向けのサインをつくるんです。
そして、その考えが浮かびそうな時に、「さあ、消そう」って。 それで消えない場合もあるけれども、その時は散歩とかウインドウショッピングに行くとかして気持ちをそらす。
でも、だんだんできるようになります。 「先生、こんなとこ、たたいているうちに、何か消えちゃったような気がします」というふうに持っていっちゃう。
そして、「もうそんなに関係なくなっちゃった」と言って強迫観念にさよならをする。 そのタイミングが問題なんです。

最初からサインづけしようなんて言ったら納得しないです。 「こんなことやって、消えるわけがないでしょう」と。
というよりも、自分が醜いのが正しいと思っているんだから、正しいのに何で治すんだと思ってる。 じゃあ、なぜおれのところに来たかと逆に聞きたいけど、それは言わない。
でも、どこかおかしいと思っているから来ているわけなのだけどね。 それから、もちろん時には、子どものときのコンプレックスとか、親子関係も深く聞かないといけない場合もある。
K=一番いいのは、そういう人が来たら、まずM先生のカウンセリングを受けて、トラウマがどこにあるのかいろいろ先生の分析をやっていただいた上で、私が美容のカウンセリングをやる。 それで、M先生とご相談して、メイクするタイミングをはかる。
で、メイクの後、またM先生に様子を見ていただいて、よければメイクを続行する。 それをお互いにやっていって、「あ、何かよくなったね」となればいいですね。
やっぱり、人間ってみんな大なり小なり悩みを持っていますよね。 だから、精神的なものに関しての治癒って、完璧なものは私はないと思うんです。

ポイントは社会復帰だと思います。 社会復帰がある程度できるようになって、その悩みが小さくなっていけばいいと思うんですよM=そうそう。
悩みがないのも気持ち悪いわけで。 一番の問題は劣等感の触れ方の問題です。
最初からズバッと痛いところを突いたら相手もグシャッときて、「おれはだめだ」となってしまう。 だから、あんまり突かない。

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